このページはNTT光プレミアム導入におけるCTU(「100W」「S」)設定方法をご紹介しています。当ページもフレッツ光プレミアムのマンションタイプ(VDSL)を利用しています。

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フレッツ光プレミアム(CTU設定)


 
LAN構成と機器の接続 

   光プレミアム(マンションタイプ)+光電話の利用時のLAN構成を以下に示します。
  加入者網終端装置(CTU)にブロードバンド機能が付いていますので、別途ブロードバンド
  ルーターなどを用意する必要はありません。
  ここでは、NTTより送付されてきました加入者網終端装置(CTU)を利用して自宅サーバーを
  公開する方法をご紹介します。

  ・マンションタイプ(VDSL)と光電話を利用した場合のLAN構成(例)

  


  ・マンションタイプ(VDSL)+光電話に必要な機器と接続
機器名 写真 説明
(1)機器名:VH-100

宅内端末装置
(VDSL)
LINEポートとLANポートの2ポートあります。LINEポートにはモジュラージャックからの電話線を接続します。LANポートは、CTUのWANポートと接続します。
(2)機器名:100M「S」
加入者網終端装置
(CTU)

WANポートとLANポート(×4)の5ポートあります。WANポートはVDSLのLANポートと接続します。LANポートは4つありVoIPアダプタやPCなどと接続します。ブロードバンドルーター機能を有しており、複数台のPCを同時に接続したり、自宅サーバーを公開することも可能となります。

※詳細はCTUの設定を参考になさってください。
(3)機器名:AD-100SE
VoIPアダプタ
(光電話用)

TELポートとWANポートの2ポートあります。TELポートには電話機(ファックスなど)を接続します。WANポートはCTUのLANポートと接続します。

 以上のような構成を元に、実際のCTUの設定を行います。


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加入者網終端装置(CTU)の設定  

  今回は、加入者網終端装置( CTU:「100M」「S」 )を例に自宅サーバー公開のための
 設定をご紹介します。

   1.CTU設定(ログイン)
   


   2.詳細設定
   
    ※黄色い箇所が自宅サーバー用に設定した箇所です。(環境に合わせて設定が必要)

●接続先詳細設定




優先
順位
1
接続先名 Nifty
自動再接続 1
する
接続ユーザ名 xxxx@yyyy.com
認証方法
接続パスワード ********
自動判別
プライマリDNS auto
MTU自動調整
セカンダリDNS auto
する
2
接続先名
自動再接続 2
する
接続ユーザ名
認証方法
接続パスワード
自動判別
プライマリDNS auto
MTU自動調整
セカンダリDNS auto
する
3
接続先名
自動再接続 3
する
接続ユーザ名
認証方法
接続パスワード
自動判別
プライマリDNS auto
MTU自動調整
セカンダリDNS auto
する
4
接続先名 速度測定サイト
自動再接続 4
しない
接続ユーザ名 speedtest@test
認証方法
接続パスワード ********
自動判別
プライマリDNS auto
MTU自動調整
セカンダリDNS auto
する
5
接続先名 フレッツ・スクウェア
自動再接続 5
しない
接続ユーザ名 flets@flets
認証方法
接続パスワード *****
自動判別
プライマリDNS auto
MTU自動調整
セカンダリDNS auto
する

◆ルータ機能設定

●DHCPサーバ機能設定   
機能の使用 する
CTUのIPアドレス 192.168.24.1
マスク長 24
払い出し開始IPアドレス 192.168.24.51
払い出し個数 50
リース期間(分) 60

 ◎DHCPサーバーにより使用されるIPアドレス:192.168.24.51〜100
 ◎固定IPアドレスの範囲:192.168.24.3〜192.168.24.50
                 :192.168.24.101〜192.168.24.254
 ※この範囲に自宅サーバー機およびメンテナンス用PCを設置すればOK。


●DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)    
 IPアドレスを固定し場合に
No. 払い出し
IPアドレス
MACアドレス 備考
 
1 192.168.24.2
 aa:bb:cc:dd:ee:ff
ひかり電話
2 192.168.24.31
 aa:bb:cc:dd:ee:ff
自宅サーバー機
3 192.168.24.32
 aa:bb:cc:dd:ee:ff
自宅サーバーメンテナンス用PC


●スタティックルーティングテーブル設定   
No. 適用する
接続先
送信先
IPアドレス
マスク長 メモ
1 接続先5
10.60.0.0
16
フレッツ・スクウェア
2 接続先5
10.174.0.0
16
フレッツ・スクウェア
3 接続先4
10.172.3.254
32
速度測定サイト


●静的アドレス変換設定(ポート指定)
新しいルールの追加 : 優先順位
優先
順位
適用する
接続先
LAN側端末
IPアドレス
プロトコル ポート番号
1
接続先1
192.168.24.31
TCP
http
2
接続先1
192.168.24.31
TCP
pop3
3
接続先1
192.168.24.31
TCP
smtp
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 ※公開するサービスとポート番号については以下を参照。
プロトコル ポート番号
HTTP(WWW) TCP/80
HTTPS TCP/443
SMTP TCP/25
POP TCP/110
FTP TCP/20 (データ)
TCP/21 (制御コマンド)
SSH TCP/22
TELNET TCP/23
DNS TCP/53
UDP/53


●静的アドレス変換設定(ポート変換)
新しいルールの追加 : 優先順位
優先
順位
適用する
接続先
LAN側端末
IPアドレス
LAN側
ポート番号
プロトコル WAN側
ポート番号

※設定が登録されていません


●UPnP機能設定   
機能の使用 する
UPnP機能を使用する
接続先
接続先1


●unnumbered機能設定   
機能の使用 しない
CTUのIPアドレス
マスク長


●ドメイン問い合わせ先設定   
No.

1 ドメイン名文字列 flets
プライマリDNSサーバ 10.60.21.72
セカンダリDNSサーバ 10.60.21.73



 3.ファイアウォール設定
  


ファイアウォール詳細設定
●共通設定   
SPIの設定項目 機能の使用 使用する
TCPタイムアウト(秒) 3600
ICMPタイムアウト(秒) 60


●ルール設定
    新しいルールの追加 : ルール番号
1 許可
/拒否
適用する接続先 IP
バージョン
通信方向 プロトコル TCPフラグ ICMP/ICMPv6
タイプ
ICMP/ICMPv6
コード
許可
全接続先
IPv4
WAN→LAN
TCP
指定しない


送信元アドレス 送信元
ポート
送信先アドレス 送信先
ポート
すべてのアドレス すべてのポート 192.168.24.31
〜192.168.24.31
80
〜80
ログ保存 メモ
保存しない
自宅サーバー
2 許可
/拒否
適用する接続先 IP
バージョン
通信方向 プロトコル TCPフラグ ICMP/ICMPv6
タイプ
ICMP/ICMPv6
コード
許可
全接続先
IPv4
WAN→LAN
TCP
指定しない


送信元アドレス 送信元
ポート
送信先アドレス 送信先
ポート
すべてのアドレス すべてのポート 192.168.24.31
〜192.168.24.31
25
〜25
ログ保存 メモ
保存しない
自宅サーバー
3 許可
/拒否
適用する接続先 IP
バージョン
通信方向 プロトコル TCPフラグ ICMP/ICMPv6
タイプ
ICMP/ICMPv6
コード
許可
全接続先
IPv4
WAN→LAN
TCP
指定しない


送信元アドレス 送信元
ポート
送信先アドレス 送信先
ポート
すべてのアドレス すべてのポート 192.168.24.31
〜192.168.24.31
110
〜110
ログ保存 メモ
保存しない
自宅サーバー

  
  ※ここでは、自宅サーバー機のIPアドレスを192.168.24.31として説明しています。
   ご自身の環境に合わせて設定してください。

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  以上の設定により、自宅サーバー公開が可能となります。
  さっそく、CTUの設定が正常に反映されているか確認してみましょう。



 
加入者網終端装置(CTU)の設定確認  

  さっそく、CTUの設定が有効になっているか確認してみましょう。

 以下の診断サイトより、ポート設定をスキャンして、外部からのポートが開いているかを確認します。
 https://scan.sygate.com/prestealthscan.html
 "Scan Now"ボタンをクリックすると、ポート状態を確認することができます。
 OPENしているポート番号が正しいかを確認しましょう。
 
 公開用のポートがOPENになっていれば外部からの接続が可能です。
 ダイナミックDNSなどを利用している場合は、ドメインなどが有効になっていることを確認します。
WebSitePulse.com - free webmaster tools
Hostname:

 以上で設定が完了です。
 
 
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